別のWordPressサイトに最近の #生成AI との比較で「人間は思考してないかもしれない」という感じの考察を書こうと思っていたのだが、先ほど #Gemini を使用した際に #Gemini の「思考プロセス」が表示されたので、 #生成AI が「思考」しているとしたら、それはどういうことなのか、疑問に思ったので、 #Gemini に尋ねてみた。
生成AIにおける「思考プロセス」とは何ですか？ 生成AIはデータベースという大量の「記憶」の中から最も適切なものを「選択」しているだけで「思考」はしていないと思いますが、「思考」しているのですか？
生成AIにおける「思考プロセス」という言葉は、人間の脳が行うような意識的な推論や内省とは異なります。ご指摘の通り、現在の生成AIの動作原理は、大量のデータ（データベースという「記憶」）からパターンを学習し、その学習に基づいて最も適切な出力を生成することにあります。
しかし、「思考プロセス」という言葉が使われる背景には、生成AIが複雑なタスクを実行する際に見せる一連の処理の流れがあります。これは、あたかも人間が思考する過程に似ているように見えるため、比喩的にそう呼ばれることがあります。
具体的には、生成AIがテキスト、画像、音楽などを生成する際には、以下のような段階的な処理を行っています。
- 入力の理解: 与えられたプロンプト（指示）を解析し、その意図や要求を把握します。例えば、テキスト生成AIであれば、単語の並びや文脈から、ユーザーがどのような内容の文章を求めているのかを理解しようとします。
- 関連情報の検索・想起: 学習済みのデータの中から、入力されたプロンプトに関連する情報を探し出します。これは、データベースから単に「選択」するだけでなく、関連性の高い情報を重み付けしたり、組み合わせて利用したりする複雑な処理を含む場合があります。
- 推論・判断: 検索・想起された情報に基づいて、どのような出力を生成するのが適切かを判断します。これには、文法的な規則、論理的な整合性、文脈への適合性などを考慮するプロセスが含まれます。例えば、文章の続きを生成する場合、それまでの流れを踏まえ、自然で意味の通る文章を生成しようとします。
- 生成・出力: 判断された内容に基づいて、具体的なテキスト、画像、音楽などを生成し、出力します。
これらの各段階は、深層学習モデルの内部で行われる複雑な計算によって実現されています。人間の脳の神経細胞のネットワークが複雑に連携して思考を行うように、生成AIのニューラルネットワークも多層的に情報を処理し、出力を生成しています。
したがって、「思考」という言葉を厳密な意味での意識的な活動と捉えるならば、現在の生成AIは「思考」しているとは言えません。しかし、入力された情報に基づいて、関連情報を検索・想起し、推論や判断を行い、新しいコンテンツを生成する一連のプロセスは、あたかも人間が思考する過程を模倣しているように見えるため、「思考プロセス」という言葉が用いられることがあります。
より正確に表現するのであれば、「情報処理プロセス」や「知識に基づく生成プロセス」と呼ぶ方が適切かもしれません。しかし、「思考プロセス」という言葉は、生成AIの高度な情報処理能力を表現する上で、一般的に広く使われています。
ご理解いただけましたでしょうか？他に何かご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。
「ヒト」の思考も脳内の同じような「情報処理プロセス」ではないかと思うのだが…。そうだとしたら、 #AI が「思考」していると考えるか、「ヒト」が「思考」していないと考えるか、微妙になってしまう。まさに、私が書こうとしていたのは、「ヒト」の「思考」が #Gemini の回答の「思考プロセス」なのではないかということだったから…。
コメント